Record China 2016年1月19日(火) 18時10分
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18日、中国のネット上では「呵呵(フフフ)」という笑い声がよく使われるが、唐の時代からあるという。
2016年1月18日、コラムニスト・陸●(ルー・ハオ、●はさんずいに[景頁])の著書「聴水読鈔」に、「陳寅恪(ちんいんかく)の『呵呵(フフフ)』」という章があり、歴史学者・陳寅恪(チェン・インカー)の名妓・柳如是を描いた作品「柳如是別伝」で、「呵呵」という言葉が何度も使われていることに言及。「陳寅恪は保守的な学者というイメージがあるが、その著作で『呵呵』が使われており、垢ぬけたところもあったことが分かる」と分析している。人民日報海外版が伝えた。
「東方今報」の曹亜瑟(ツァオ・ヤーサー)副編集長は、「あるネットユーザーが調べたところ、『呵呵という言葉が、最も早いもので、唐(618−907年)の詩人・韋荘(いそう)の『菩薩蠻』に出てくる。私自身も唐宋八大家(唐の韓愈、柳宗元、宋の欧陽脩、蘇洵、蘇軾、蘇轍、曾鞏、王安石)の作品を調べたところ、欧陽脩が手紙12通で、『呵呵』を使っていた。『蘇軾文集』には、数百通の書簡が納められており、47カ所で『呵呵』が使われている。蘇軾は『呵呵』が好きだったようだ」と語る。
笑い声から取られた「呵呵」はもともと、笑ったり、ほほ笑んだり、楽しい気持ちを表すのに使う言葉だ。インターネットが普及するまで、楽しい気持ちを表現する「呵呵」が口癖になっている人もいた。一方、今では、「呵呵」は単なる笑い声ではなく、さまざまな意味を含むようになっている。検索エンジン「百度」の掲示板サービス「百度貼[口巴]」では、「呵呵」は、相手の意見に賛成できないことや相手と交流したくない気持ちを表すために使われている。
そして近年、「呵呵」には好ましくない意味を帯びるようになり、ネット上では「侮辱する言葉」とさえ考えられている。香港では「呵呵」に全く別の意味もあるという。2013年には、ネットユーザーが選ぶ「最も傷ついたチャットワード」に「呵呵」が選ばれた。(提供/人民網日本語版・編集/武藤)
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