2016年1月19日、中国メディア・i黒馬網によると、中国をターゲットにし、上海を中心に活動する女性アイドルグループ・SNH48は、AKB48の姉妹グループとして誕生し、日本のアイドルグループと同様の手法で育てられているが、「中国版ジャニーズ」とも言われる後発のTFBOYSは、SNH48を上回る人気を得ている。

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二つのグループの人気に差が生じているのはなぜか。最大の差は両者のファン層の違いにある。SNH48のファンはいわゆるアイドルオタクの男性が中心だが、TFBOYSのファンは腐女子と呼ばれるコアな層が大多数を占める。

腐女子文化は女性の間で伝染性が高く、少年3人組のTFBOYSは若い主婦の間でもファンが急増し、広く人気を得るところとなった。一方、オタク文化の影響を受けたSNH48のファンは2次元属性が強く、一般からの共感は得られにくい。

中国の検索最大手・百度（バイドゥ）での検索データでも、SNH48は正式にデビューして3年たつが、検索結果から得られる人気曲線は緩やかなものとなっている。一方、TFBOYSはデビュー後8カ月で爆発的に人気が高まったことが明らかになっており、そうした違いはファン層が持つ価値観から生じているとみられる。（翻訳・編集/岡田）