馬英九総統が涙、元慰安婦の告別式で日本への謝罪を強く要求―台湾

Record China    2016年1月20日(水) 20時10分

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20日、台湾の馬英九総統は元慰安婦女性の告別式に出席し、日本に対する謝罪と賠償を再度訴えた。写真は馬総統と面会した鄭陳桃さん(馬総統のフェイスブックより)。

2016年1月20日、台湾・中央社によると、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統はこの日行われた元慰安婦女性の告別式に出席し、日本に対する謝罪と賠償を再度訴えた。中国新聞網が伝えた。

今月11日に肺炎のため亡くなったのは、19歳の時に日本によって慰安婦にさせられたと訴え続けてきた鄭陳桃(ジョン・チェンタオ)さん。生前は日本政府を相手に訴訟を起こすなどしており、94歳で亡くなるまで謝罪の言葉を待ち望んでいたという。

遺族へのあいさつを終えた馬総統は、「10代の少女が日本の警察にだまされ、慰安婦にさせられた。台湾に戻った後は家族の理解を得られず、叔父によって家から追い出された。これほど長い間、痛みを背負ってきたのに得られるべき謝罪と賠償は実現していない。このような形で苦難に満ちた人生を終えるとは」と涙ながらに発言、「訴訟には負けたが精神的には敗北していない」という故人の言葉に言及し、この問題に取り組み続ける考えを示した。(翻訳・編集/野谷

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