一人っ子政策廃止でも回復しない出生率、「ひつじ年の子どもは不幸」との迷信が影響か―中国

Record China    2016年1月25日(月) 5時30分

拡大

23日、参考消息網は記事「中国衛生・計画生育委員会は2016年の出生率は“明らかな上昇”と予測」を掲載した。当局は15年がひつじ年だったために低調だったと分析している。ひつじ年に生まれた子どもは不幸になることが多いとの迷信があるためだ。

2016年1月23日、参考消息網は記事「中国衛生・計画生育委員会は16年の出生率は“明らかな上昇”と予測」を掲載した。

中国が少子高齢化に苦しんでいる。15年初頭には2人目出産の規制緩和が行われたほか、年末には一人っ子政策の完全廃止が決定された。しかしこれで少子化の趨勢を変えられるかは未知数だ。15年2月、当局は規制緩和により15年の出生人口増加数は前年比100万人増と予測していたが、結果は32万人減少の1655万人にとどまった。

当局は15年がひつじ年だったために低調だったと分析している。ひつじ年に生まれた子どもは不幸になることが多いとの迷信があるためだ。さる年の16年は出生数が「明らかに増加」と予測しているが、南開大学の袁辛(ユエン・シン)氏は、少子化の趨勢は変えられず出生数はさらに減少すると予想している。(翻訳・編集/増田聡太郎

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携