「韓正上海市長の転任報道はデマ！」兪正声党委書記、異例の否定発言―上海市

2007年11月11日、香港の有力紙「大公報」は、兪正声（ユィ・チョンション）上海市党委書記が韓正（ハン・チョン）上海市長の異動に関する最近の報道に関し「全くのデマ」と発言したことを報じた。

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第17回共産党大会以来、韓正上海市長の失脚や更迭に関する憶測がニュースとしてたびたび報じられているが、これについて兪正声党委書記は「根も葉もないデマ」だと否定。上海市で開催された「第17回党大会精神を学ぶ中央宣伝団報告会」の席上、兪正声書記は2000人以上の上海市政府および党の幹部らを前に、「このような根拠のない報道に惑わされず、安心して職務を遂行してほしい」と強く語った。

同書記はさらに、中央政府は上海市を特に重視しており、その上海市を熟知している韓正市長は自分にとっても市にとっても必要な人物だと明言して、韓正市長の失脚説を一蹴した。韓正市長に関しては、最近香港メディアなどが同氏の安徽省党委書記への転任を伝えている。（翻訳・編集/本郷智子）