10月の食品価格は8．6％上昇―中国

2007年11月12日、中国国家統計局は、10月度工業製品の出荷価格が前年同期と比べ3．2％上昇し、原材料、燃料、エネルギーの買い付け価格が4．5％上昇したと発表した。

工業製品の出荷価格のうち、生産資材の出荷価格は前年同期比3．1％の値上がりを見せた。そのうち鉱物が5．4％、原料が4．8％、加工製品が1．9％上昇した。生活資材の出荷価格は3．5％上昇したが、うち食品が8．6％、衣類が1．3％、日常用品が1．9％上昇し、耐用消費財は0．7％下落した。

製品種類別は以下の通り。

原油:4．2％上昇。うち石油製品のガソリン5．0％下落、灯油1．5％、軽油0．3％の上昇。化学製品:ポリスチレン0．2％、ブタジエンゴム2．3％、テロン繊維0．2％上昇。石炭鉱業製品:5．2％上昇。うち未選別石炭5．0％上昇。鉄金属:10．5％上昇。うち大型鋼材9．5％、中型鋼材16．5％、小型鋼材18．8％、線材10．7％、厚中板10．9％の上昇。非鉄金属:10．2％上昇。うち銅0．7％、亜鉛0．3％下落。アルミニウム0．7％、鉛47．7％上昇。他に原材料、燃料、エネルギー買い付け価格のうち、燃料エネルギー分野4．2％、非鉄金属材料4．9％、化学原料2．8％、鉄金属材料は8．5％上昇。

1−10月期、工業製品の出荷価格は前年同期と比べ2．8％上昇し、原材料、燃料、エネルギー各分野の買い付け価格は3．9％上昇。（翻訳・編集/小坂）