今年の自動車販売880万台、今後5年で成長減速へ―中国

2007年11月14日、経済参考報によれば、「金九銀十」（販売の最盛期である9月と10月）が終わり、中国自動車産業の豊作の時期は落ち着きを取り戻しつつある。業界では、今年の中国の自動車販売は880万台を超えるだろうとの見通しが濃厚だ。

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銀河証券の自動車担当アナリストである趙勝利（ジャオ・ションリー）氏は、この10か月の急速な販売量増加は自動車市場の消費力の高さを反映しており、とくに乗用車が自動車市場の中心となっていると話した。

注目されるのが、スポーツ多目的車（SUV）生産・販売の増加幅が著しく、生産が52．33％、販売が53．24％の上昇となっている点。現在、中国の乗用車消費市場は自動車の普及消費時期と買換消費時期が重なっており、これによって自動車消費市場の好景気が形成されているようだ。

過去のアメリカや日本、ヨーロッパ各国における数値のほか、環境やエネルギー資源などによる影響から、今後5年間で中国の自動車販売の成長は徐々に鈍り、15％から20％の間を維持していくだろうとの見通しだ。（翻訳・編集/岡田）