中国の中産階層、質の高い食品を好む傾向=オージービーフの輸出が激増―米メディア

Record China    2016年2月12日(金) 14時30分

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8日、米ブルームバーグによると、豪食肉・畜産企業の統計資料から、豪州産牛肉の対中輸出額が3年で6倍に増加し、2015年には9億1700万豪ドルを記録した。写真は牛肉。

2016年2月8日、米ブルームバーグによると、豪食肉・畜産企業の統計資料から、豪州産牛肉の対中輸出額が3年で6倍に増加し、2015年には9億1700万豪ドル(約720億円)を記録した。11日付で参考消息網が伝えた。

食肉輸出が活況にあるのは、豪州が採鉱を中心とした産業からの転換に成功したことを示している。中国で需要が急増したことによって2011年に鉄鉱石価格がピークに達したのと同様に、現在の中国では消費構造が転換しつつあり、牛肉の価格が大幅に上昇しているという。

香港上海銀行(HSBC)エコノミストのポール・ブロックサム氏は、「経済的に豊になるにつれ、人々はより品質の高い食品を好むようになる」とし、この牛肉の輸出急増もそうしたことが背景にあると指摘。中国は今後さら中産階級が増加することから、需要はさらに伸びる可能性があるという。

中国のレストランに食品を卸している豪業者は、「豪州の農場は中国で国内製品に対する食品安全の信頼性が低いことをうまく利用して販売を伸ばしている」と話す。また、オランダの金融機関であるラボバンク・ネダーランドは、中国の牛肉消費量は2025年までに年間220万トン増加すると予測している。(翻訳・編集/岡田)

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