北京に冬到来!セントラルヒーティング始まる、大気汚染への悪影響は?―北京市

Record China    2007年11月16日(金) 15時2分

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15日、北京市でセントラルヒーティングが開始された。この日、北京市では空気清浄度2級以上を記録し、今年で221日目の更新となる。

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2007年11月15日、チャイナフォトプレスによると、この日は北京市でセントラルヒーティングが開始される日だ。冬の寒さが厳しい北京では、毎年11月中旬から3月にかけて、市全体でセントラルヒーティングが行われる。市政府の規定で、最低室温は18℃と設定されている。

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北京市環境保護局副局長の杜少中(ドゥー・シャオジョン)氏はこの日、高さ238mの中央電視台テレビ塔から北京市を覆う空を仔細に観察していた。セントラルヒーティングが空気汚染に及ぼす影響を確認するためである。結果、見られるのは水蒸気の白い煙ばかりであった。今年、北京市では空気清浄度2級以上の好成績を記録する日がこれで221日目になる。北京市は空気清浄度2級以上の観測日を年間245日と目標設定しているが、その達成まであと24日である。

しかし、安心ばかりはしていられない。杜氏によれば、環境保護局は石炭ボイラーの排気検査に力を入れており、違反した施設には厳重な罰金措置と、期日内の修正を求めている。電力、建材、化学工業関係の企業や、夜間運行のトラックにも抜き打ち検査を行っている。現在までに空気汚染対策として1105台の石炭ボイラーを改造し、来年には全国に先立って国IV排ガス基準を施行、6400台の中古タクシーを廃車とする予定だ。東城区、西城区の2万戸の家庭でも暖房エネルギーを石炭から電気に変更している。(翻訳・編集/愛玉)

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