観光名所、鎮遠県（チェンエンセン）

鎮遠県（チェンエンセン）は、貴州省（きしゅうしょう）東部にある、苗族（ミャオぞく）と侗族（トンぞく）の自治県である。かつては、古代中国の中原地帯から東南アジアに出るための交通の要地にあったことから、重要な軍事拠点とされた。1986年に、正式に中国国家歴史文化名城（名城とは有名な都市の意）に指定された。仏教、儒教、道教、3つの文化が融合された鎮遠県内には、一般の人に公開されている観光地が200ヵ所、自然観光地300ヵ所、民族・風俗文化観光地3箇所という、豊かな観光資源を有しており、中でも、舞陽河（ウーヤンハー）と、国家重点文物保護単位に指定された青龍洞（チンルントン）古建築群が代表的なものである。その清冽な山水と美しい景色のゆえに、「三峡の雄偉と桂林の秀麗」と形容され、雄大さと麗しさを兼ね備えた名勝として、大人気の観光地である。

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