<北京五輪>ガン患者1800人に与えた生きる希望、余命3か月が5年間…―上海市

Record China    2007年11月20日(火) 13時31分

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コインで作った五輪マーク。余命3か月と宣告されたガン患者が、5年間、病気と闘い続けている。希望の光となったのが、“オリンピック貯金箱”だ。

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2007年11月18日、北京五輪は多くのガン患者にとって生きる希望となっている。4年前になる03年、上海市で1800人のガン患者が“北京五輪を見に行こう”を合言葉に、1人が1つづつ“オリンピック貯金箱”を持ち、毎日2元(約30円)の貯金を始めた。

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4年後の今、彼らの貯金はすでに3000元(約4万5000円)近くなっている。そのうちの1人、63才の藩健樺(パン・ジエンホア)さんは02年、乳がんのため余命3か月と宣告された。絶望の底にいた藩さんに希望の光を与えたのがこの“オリンピック貯金箱”だったのだ。

それから藩さんは、ご主人と2人分の貯金を始めた。その後5年間、ガンは腎臓、肺、骨、そして脳に転移したが、藩さんは決してあきらめていない。ただ、「万一」として、「私が行けないことになったら、私の貯金は上海の別のガン患者がオリンピックを見に行くために使ってほしい」と話しているという。

1800人のガン患者のうち160人はすでにガンとの戦いに勝利しており、彼らは五輪観戦のための切符、ホテル、観戦チケットの予約をすでに始めている。彼らの持つ五輪旗は、4年前は色が塗られていなかった。彼らは1年ごとに1つづつ、輪を描いてゆき、残りはあと1つの輪だけとなった。来年、五輪会場で、5つ目の輪が描かれる予定だ。(翻訳・編集/BA)

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