<シリーズ・中国6大古都を巡る3>浙江省杭州市

Record China    2007年11月22日(木) 11時54分

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「上に天国あり、下に蘇杭あり」とまで謳われた美しい景勝地の杭州。西湖を中心に広がる街はかつてマルコ・ポーロをして「世界第一の豪華、富裕な天上の都市」と言わしめた。

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「上に天国あり、下に蘇杭あり」とまで謳われた美しい景勝地の杭州は、秦代から数えて2200年の歴史を誇る古都である。

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かつては南宋(1127〜1279年)の首都・臨安として、国際貿易や農地改良による高度な文化を築いた。南宋の滅亡後にはモンゴル帝国が築き上げた陸路貿易ルートとネットワークが繋がれ、空前の発展を遂げた。その様をマルコ・ポーロは東方見聞録の中で「世界第一の豪華、富裕な天上の都市」と称えている。

杭州の街の中心はなんといっても1000年の歴史を抱く西湖。面積60平行キロメートル、周囲約15kmの湖に数多くの絶景を擁し、孤山(グーシャン)、蘇堤(スーディー)、白堤(バイディー)と湖面に浮かぶ3つの島をはじめ「西湖十景」が定められている。それは、白居易や蘇東坡など多くの詩人を刺激した絶景である。

そのほか霊隠寺、六和塔など古跡に恵まれている杭州は、温暖で水も豊かなことから中国隋一の緑茶「龍井茶」の産地でもある。(翻訳・編集/愛玉)

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