Record China 2007年11月21日(水) 8時59分
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ある都市で公共バスの乗車賃として使われたニセ札が年間10万元以上に上るという。ニセ物はもはや中国のひとつの文化として定着している?写真は紙銭。
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2007年11月20日、「華西都市報」が伝えた。四川省のある都市の公共バス路線で2年前から車掌を廃止しワンマンバスにしたところ、出るわ出るわ、ニセ札の山。今年に入ってからこれまでにニセ札の合計金額は10万元(約160万円)を超えており、市交通局にとっては大きな痛手だという。
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ニセ札の中身は、ゲーム用のおもちゃのお金、紙銭(死者を祭るときに焼く紙で作ったお金)、“本当の”偽札、銀行でも交換できないほどよれよれになった本物かどうか区別できないお金(!)など。こうしたニセ札を、わざわざ丸めて判別しにくいようにして使用したり、混雑してる時に運転手の隙を見て使用する乗客が後を絶たない。ある運転手は「おもちゃのお金を使うのは学生が多く、紙銭や偽札を使うのは悪意を持った常習者。中には高額のニセ札紙幣を使い、おつりを掠め取る輩までいる」と話す。
バス会社では、投下されたお金をよく注意して見るように運転手を指導しているが、夜間や混雑時には判別のしようがなく頭を痛めている。
この都市の公共バスの乗車賃は最も高くてもわずか1元(約16円)。ニセ札を使ってバス代をごまかすこの行為に対し多くの市民が「理解しがたい」と嘆いており、中でもある市民は「こんなことで市のイメージを壊さないでほしい」と憤慨しているという。(翻訳・編集/HA)
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