「データが事実と合わない」?失業率・CPIなどで、国家統計局が説明―中国

Record China    2007年11月22日(木) 17時23分

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中国国家統計局が公表した一連のデータに誤りがあるのではないかとの疑問が吹き出しており問題となっている。

2007年11月22日、北京商報の報道によれば、昨日、国家統計局スポークスマン鄭京平(ジョン・ジンピン)氏が中国社会科学院金融研究所の学術報告会において、統計データに対して疑問が出ていることついて説明を行った。

このところ、国家統計局が公開したCPI、在職職員の平均賃金、過去5年間の失業率が未だ4.3%を超えていないなど、統計データの数値を問題視する意見が出されている。易憲容(イー・シエンロン)氏など多くの経済学者が、統計データの信頼性を問題視していることを公の場でたびたび表明しており、一般市民からも統計データと自分の感覚はまったく噛み合わないといった疑問や不満が吹き出している。

鄭氏は、統計データと一般市民の生活が一致しないのは、データから受ける個々の印象が主な原因、統計データは平均値から得られた結果を公開したものであって、実際には地域格差も大きく、地区や人によってどうとらえるかも違ってくるだろうと語った。

また、平均的な数値によってそうした多少の格差は隠されてしまうとし、統計データに関する知識やその見方について一般の人々があまり理解していないことも疑問に感じる原因だとした。さらに、統計のねらいや統計方法の違いから統計結果に差異が出てしまうことや、サンプル抽出の難しさから現実と喰い違いが生じてしまうこともあり得ると語った。(翻訳・編集/岡田)

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