重体の妊婦、夫が「単なる風邪」と手術を拒否し死亡―北京市

Record China    2007年11月23日(金) 18時8分

拡大

報道によると21日、北京市内の病院で、妊婦が難産のため重体に陥ったが、なぜか夫が「ただの風邪」と緊急手術に同意せず、妻とお腹の子供はともに死亡した。資料写真。

報道によると、2007年11月21日、北京市内の病院で、妊婦が難産のため重体に陥ったが、なぜか夫が「ただの風邪」と緊急手術に同意せず、妻とお腹の子供はともに死亡した。

この妊婦は同日午後、病院に搬入。医師は「ただちに手術の必要がある」と判断し、お金がない夫婦のために特別に無料で手術を実施することを決定した。ところが夫はなぜか病院側の厚意の申し出を拒否。「妻はただの風邪。病気が治ったら子供は自分たちで産む」と首を縦に振らなかった。

医者は言葉を尽くして説得し、果てにはほかの患者が「1万元(約15万円)やるから同意しろ」とまで言ったが、夫は拒否。病院側は北京市衛生部門に超法規的措置の可能性を問い合わせたが、「親族の同意がなければ手術は不可」と拒絶された。

厳しい状況の中、医師は薬物治療など出来る範囲の救命措置を講じたが、病院到着から3時間後、妊婦は死亡。妻の死を知り、夫はようやく後悔したのか、大声で泣き出し、「手術に同意する」と叫んだが、後の祭りだった。

関係者らは「夫は手術代を払わなくてはならないのがそんなに心配だったのか」と、妻と赤ん坊の虚しい死に顔を曇らせていた。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携