「電子音楽プロデューサー」も新職業?政府が「花形」10職種を認定―中国

Record China    2007年11月24日(土) 17時30分

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11月22日付の報道によると、中国政府は「電子音楽プロデューサー」「酒類テイスター」など10種の職業を新たに認定し、呼称をウェブサイトなどで公表した。サービス産業を中心に時代の流行となりつつある職業を追認し、人材育成を進める狙い。

2007年11月22日、中国新聞網の報道によると、中国の労働・社会保障部は主にサービス産業分野で花形となりつつある職業10種を認定し、呼称をウェブサイトなどで公表した。

認定されたのは労働関係調整員、安全評価士、ガラス分析検査員、乳製品分析士、酒類テイスター、ナッツ豆類技術士、厨房管理士、色彩技術者、電子音楽プロデューサー、水泳救命士の10種。

10種のうち4種は食品関係が占める。現在、中国では飲食業は売り上げ額が1万億元以上、従事者数も2000万人を超える成長分野。食品に関する市民の関心も高まっているにもかかわらず、業界全体の産業化や技術革新が遅れている。そこでいわば「食のプロフェッショナル」を養成して底上げを図ろうとの狙いだ。

労働関係調整員と安全評価士の2種は、労働者の権利と労働の安全性保護を目的に設置。中国では経済成長に伴い、労働現場でさまざまなトラブルが起きており、労働者の権利意識も高まっている。各地で企業労働争議調停委員会もすでに多く設立されており、今回の2職種は「労働問題のプロ」として、これからの中国社会に不可欠と言える。

また、文化芸術分野でも色彩デザイナー、電子音楽プロデューサーなどが時代の最先端の職業として認定された。

報道では、今回の10職種認定は中国社会の第3次産業の比率上昇や工業化、都市化などに対応したものとしている。(翻訳/編集・岡田)

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