八牧浩行 2016年11月2日(水) 9時0分
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中国経済経営学会2016年全国大会・一般財団法人霞山会が協賛セッションが11月5日に東京で開催される。テーマは「日系企業の中国展開〜激変する市場環境への対応と現場からの展望」 で、入場無料。多数の参加を呼びかけている。写真は北京。
中国経済経営学会2016年全国大会・一般財団法人霞山会が協賛セッションが11月5日(土)に東京都港区三田の慶応大学で開催される。共通テーマは「日系企業の中国展開〜激変する市場環境への対応と現場からの展望」 で、入場無料。主催の同学会と霞山会は多数の参加を呼びかけている。
中国経済は「世界の工場」として世界経済の拡大を牽引し、リーマンショック直後には世界経済の落ち込みを巨額の景気対策で下支えした。しかし、「新常態」と称されるその後の中国経済は、景気対策の後遺症への対応と内需主導型成長方式への転換に苦心している。
この間、各種調査では中国市場に対する期待は依然強いものの、日本からの対中新規直接投資が低調に推移し、一部では事業の撤退も発生している。一方で、中国における激しい経営環境の変化に対応して長く事業を継続してきた日系企業が多く存在することも事実だ。
このセッションは中国経済の変化をくぐり抜け、日系企業の中国拠点の経営現場を率いて来た現地経営者から、経営環境の変化への対応ノウハウを聴き、中国経済の今後と日系企業の中国ビジネスの可能性を展望する。
開催日時 2016年11月5日(土)13:00〜16:30(12:00受付開始)
開催場所 慶応義塾大学三田キャンパス 西校舎 527教室 (港区三田2-15-45)
【登壇者】
座長・解説 服部健治・中央大学教授
講演(1)=越智博通・北京陸通印刷有限公司董事長
30年前に1人、北京でラベル印刷を始め、今や天津、上海にも工場を持つようになった経緯から、中国人相手の商売の極意、中国社会の世相の変化なども聴く。
講演(2)=中山国慶・大宇宙信息創造(中国)有限公司董事長
経営不振にあえぐ中国拠点のオフショア・アウトソーシング事業を十数年前に立て直し、近年では人件費上昇、為替変動に対応した拠点配置、新規事業展開を中国国内で成功させた経験について聴く。
<申し込み>
*宛先:
jacem201611@gmail.com 中国経済経営学会全国大会実行委員会
または
kenjyo@kazankai.org 霞山会文化事業部
電話03−5575−6301
*「霞山会協賛セッション参加希望」と明記して(1)名前(2)所属―をお知らせください。
*申込み期限は11月4日(金) ※なお当日会場でも受け付ける。
(八牧浩行)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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