許されなかった日本映画が解禁へ、「里見八犬伝」薬師丸ひろ子の訪台に大フィーバー―台湾

Record China    2016年4月2日(土) 16時40分

拡大

1日、台湾で長く上映が制限されていた日本映画だが、解禁後に大ヒット作の1つとなったのが「里見八犬伝(83年)」だった。主演女優で人気アイドルだった薬師丸ひろ子は当時、台湾訪問で熱烈な歓迎を受けた。

(1 / 2 枚)

2016年4月1日、台湾で長く上映が制限されていた日本映画だが、解禁後に大ヒット作の1つとなったのが「里見八犬伝(83年)」だった。主演女優で人気アイドルだった薬師丸ひろ子は当時、台湾訪問で熱烈な歓迎を受けた。聯合報が伝えた。

その他の写真

かつて台湾では、日本映画の上映が許されず、日本を舞台にした外国映画も公開されていなかった。雪解けを迎えたのは80年、映画祭で「203高地」「サンダカン八番娼館」が招待作品として上映され、チケットを求める人々が長蛇の列を作ったことなどがきっかけ。その後、台湾の映画会社の反発により、当時の日本の4大映画会社から1作品ずつ、などといった制限は設けられたものの、徐々に解禁へと向かった。

公開される作品が軒並みヒットした日本映画だが、最も大きな波となったのは、当時の台湾でもトップアイドルだった薬師丸ひろ子が主演する「里見八犬伝」だった。日本から遅れること3年、86年に公開されたが、宣伝のために薬師丸ひろ子が台湾入りした時は、連日トップニュースとして大きく報道された。

当時の薬師丸ひろ子は、アイドル雑誌に彼女の記事を欠くことができないほどの人気ぶり。台湾のテレビではその頃、日本語が禁止されていたため、薬師丸ひろ子はインタビューに英語で対応。番組でも英語で歌を披露するなど、苦労を強いられることに。しかし、異例のトップアイドルの台湾入りは当時の人々の心を揺さぶり、熱くさせた。(翻訳・編集/Mathilda

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携