<早分かり>コネ横目に、さらなる高学歴を目指し大学院・留学ブームに―中国の大学生

Record China    2007年12月3日(月) 12時40分

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2007年12月、相変わらずの就職難を前に学生の悩みは尽きない。21世紀に入り大学定員が急増したため、かつては社会のエリートであった大学生も好条件の仕事を見つけることは難しくなっている。写真は大学生の就職説明会。

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2007年12月、中国の大学では2007-08年度の第一学期も終盤にさしかかりつつある。来年卒業を迎える4年生たちは進路に悩む季節となっている。

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毎年二桁成長を続ける中国だが、不思議なことに、就職難は依然深刻な状態が続いている。特に、社会のエリートでもある大学生の就職難が問題化している。中国では、2000年ごろには200万人程度だった大学定員が現在約500万人にまでふくれ上がっている。高額な教育費を支払い、大卒の資格を手にした学生たちは好条件の仕事を希望しているものの、なかなか理想の仕事を探すことは難しい。そのため、他人以上の高歴を手に入れようと、大学院受験・留学のニーズも高まっているが、院卒・留学経験者も急増し、その価値が下落しかねないとの不安もささやかれている。

有名大学・大学院卒・留学などの高学歴を得ても、「仕事探しではコネが最重要だ」ともいわれており、就職問題に関する社会の不満は高まっている。(翻訳・編集/KT)

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