独学で「相対性理論批判」!研究続けた農民研究者に注目集まる―湖南省長沙市

Record China    2007年12月4日(火) 12時48分

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2007年12月、湖南省長沙市に住む黄其徳(59)を訪ねた。農業に従事する黄さんは高卒で大学に進学したことはないが、独学で相対性理論を学び、研究成果を発表してきた。今や彼の著作とブログは専門家も注目している。資料写真。

2007年12月、湖南省長沙市寧郷県に住む59歳の農民・黄其徳(ホワン・チーダー)を訪ねた。黄さんの学歴は高卒で大学に進学したことはないが、独学で相対性理論を学び、研究成果を発表し続けてきた。今や黄さんの著作とブログは専門家からも高い注目を集めている。長沙晩報が伝えた。

黄さんは1967年に高校を卒業したが、当時から授業で習った相対性理論に強い関心を持ち続けてきたという。高校卒業後、軍隊で4年間通信兵を務め、除隊後は建築現場で労働者として働いたが、その間も時間を見つけては独学に励んだという。毎日夜遅くまで研究に没頭し、雨で仕事が休みともなれば大学図書館にこもった。そのまじめな態度が認められ、大学図書館は黄さんに図書館でのアルバイトを紹介、この得難いチャンスに黄さんはますます研究に励み、7冊もの研究ノートを作成した。

黄さんが専門家からの注目を集めたのは、2003年、陝西省西安市の西北工業大学で開催された「全国相対性理論への疑問と物理イノベーションに関する国際研究会」に参加したことがきっかけだった。参加者のうち唯一の農民だったが、その報告は高い評価を集めた。この成果により、黄さんは寧郷県科技局から2000元(約3万円)の奨励金を獲得した。これまでに「アインシュタイン相対性理論批判」「理論物理と哲学の喪失」など40本以上の論文を発表してきたが、まだまだ書きたいアイディアはたくさんあると意気盛んだった。(翻訳・編集/KT)

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