07年の違法薬品・医療機器の摘発件数、28万件に―中国

Record China    2007年12月4日(火) 22時15分

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12月3日、中国国家食品薬品監督管理局が今年推進した薬品や医療機器への安全性検査の結果を発表。28万件の違法行為を摘発し、中国政府は薬品の安全面を重視し、違法行為には厳しく臨む様子だ。写真は河南省の違法薬品生産工場。

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2007年12月3日、国務院の定例記者会見で、国家食品薬品監督管理局副局長の呉●(ウー・ジェン=●はさんずいに貞)氏は全国の薬品の安全性検査の状況を説明した。摘発を受けた違法な薬品や医療機器は28万件以上にのぼった。

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呉氏によると、研究開発段階、生産段階、流通段階、使用面について徹底的な検査が行われたという。研究開発段階では2万9000件以上の認可申請された薬品について検査が行われ、7300件が認可申請を取り止め、基準に合わない企業の認可を取り消したという。生産段階においては品質調査が行われ、300件近くの企業が営業停止となった。

また、高リスクをともなう血液製剤などについては1300名以上の監督官が企業に派遣され生産方法や工程の監督が強化された。流通段階の検査では売買許可証の調査などが行われ、経営許可範囲外で薬品販売を行う店舗や偽薬品を製造販売する者には提訴、刑事処分など厳罰が下された。

さらに、村落市場にも徹底的な調査が行われ、流通面で摘発されたのは28万件にのぼった。薬品使用については、臨床薬を中心に服薬が安全で合理的に行われるよう病院に患者を指導させるとともに宣伝教育活動を展開させた。

呉氏によれば、こうした活動が徐々に実を結び、医薬産業の「健康的」に発展し、今年1月から8月の生産値は3781億元(約60兆円)にも上り、昨年同期と比べ、24.2%の上昇があったという。(翻訳・編集/小坂)

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