2016年4月20日、国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）によると、アフリカ大陸から難民らを乗せて欧州を目指して出発した船が沈没し、約500人が水死したとみられる。米NBCが伝えた。

UNHCRが20日に発表した声明によると、沈没した船から41人が救助されており、救助されたのはソマリア、エチオピア、エジプト、スーダンの出身だという。救助された難民らは、100〜200人を乗せた密航船で先週、リビアのトブルクを出港し、数時間後に仲介業者によって多くの難民を乗せた大きな船に乗り換えさせられたが、人数が多すぎて船が沈んだと話しているという。41人は3日間漂流した後、16日に救助された。

この報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。

「この出来事はトランプ氏と米共和党議員を喜ばせるに違いない」

「亡くなった人たちのことは気の毒に思う。このような死を避けるために、彼らは自国に留まるべきだ」

「自国に留まっていれば、こんなことは起こらない」

「豊かなイスラム教の国々が難民を受け入れないのには、理由があるんだ」

「これはEUが犯した犯罪だ。EUは難民たちに対して、重大な結果に直面することなく国境を越えられるというメッセージを発信し続けている。そのせいで、500人が命を失ったんだ」

「トランプ氏よ、国連をこの国から追い出して、私たちを国連から脱退させてくれ。世界は国連がなくなれば良くなる」（翻訳・編集/蘆田）