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成都パンダ繁殖センターなどが行った調査によると、パンダの生息数、人工飼育数など4項目について、四川省が堂々の1位となった。パンダ保護策が功を奏しつつある。
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2007年12月5日、中国新聞社が伝えたところによると、成都パンダ繁殖センターと臥龍パンダ自然保護区が最近行った調査で、パンダの生息数や生息面積、人工飼育数、自然保護区の設置数といった4項目について、四川省が中国で1位となった。
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パンダ自然保護区の設置は四川省における生態系の構築という計画の中で重要な項目の一つとなっている。近年、パンダの保護事業は劇的な進展を見せており、現在、省内の自然保護区では1206頭のパンダが生息し、全国の76%を占めている。パンダの生息地面積も177万haにのぼり、全国の77%を占める。人口育成されているパンダも196頭おり、世界で人口育成されているパンダの85%を占める。また自然保護区も37か所になる。
専門家によると、四川省のパンダ保護事業の進展は、前世紀の後半から開始した森林保護や耕地の森林化、自然保護区と保護区外に生息するパンダをつなぐ「愛の架け橋」が復旧されたこと、パンダの個体群間での交流が促進されたことにも見られるという。専門的な調査によれば、四川省では現在10市33県156か村にパンダが分布しており、前世紀の80年代と比べると新たに分布が確認された県が5県増え、村でも26か所の増加が見られた。平武・ウェン川(ウェンはさんずいに「文」)・宝興の3県はパンダが最も多く生息するとされており、いずれも四川省。(翻訳・編集/小坂)
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