Record China 2016年4月22日(金) 10時50分
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15日、湖南大学を訪問していた日本人客がおみやげとして茶葉を購入した際、中国人店員は誤って現金を多く受け取ってしまったが、後にスマホのチャットアプリを使ってお釣りを全額返金した。写真撮影:段躍中。
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2016年4月20日、中国新聞網によると、中国湖南省で日本人がおみやげを購入した際に誤って代金を多く受け取ってしまったことに気づいた中国人店員が、スマートフォンのチャットアプリを使って差額を返金した。
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15日、千葉商科大学の島田晴雄校長と日本僑報社の段躍中社長の一行は湖南省の有名な観光地・岳麓(がくろく)書院を訪問した。その際、一行は書院内にある小さな茶室で休憩を取り、同行者の一人であった石井宏明さんがおみやげに茶葉などを購入し、397元(約6700円)を支払った。
しかし、後に茶室の店主の潘英(パン・イン)さんは、店員がグラム計算を間違え、誤って石井さんから99元(約1700円)多く代金を受け取っていたことに気づいた。潘英さんはなんとか返金しようと、チャットアプリ・微信(WeChat)を使い、段躍中氏を通じて石井さんと連絡を取ろうとしたがすぐには返信がなかった。
潘英さんは、湖南大学の日本人訪問団の接待係を勤めている劉磊(リウ・レイ)さんにこの件を相談したが、石井さんを含めた訪問団の一行はすでに現地を離れた後だったため、直接返金することはできず。それでも諦めない潘英さんは、微信の「紅包」と呼ばれるオンライン決済サービスを利用して返金する方法を思いつき、日本人訪問団に随行していたツアーガイドに差額分を送金。石井さんはそのガイドから現金を受け取った。
日本人訪問団がこの出来事を微信のソーシャル機能の中で紹介すると、あっという間に注目を集め、多くの日本人たちがコメントを書き込み、店主の行動を称えた。石井さんは返金を受けたときの写真を日本の各SNSにシェアし、「中国人の友達にこの出来事を話すだけではなく、もっと多くの日本の友達にも、この湖南省での感動を分かち合いたい」と述べている。(編集/北田)
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