Record China 2007年12月7日(金) 15時5分
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重慶市内で行われた調査で、65%の小中学生が学校以外の場で読書をしない、と答えた。これに対して専門家は読書教育の刷新を訴えた。資料写真。
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2007年12月5日、「重慶晨報」が伝えたところによると、重慶市教育学会は読書に関する研究会を4日主催し、北京教育科学院の研究員王俊英(ワン・ジュンイン)氏は読書離れが進む現状に対し、「大きな声を出し、身体を使った読書を」と訴えたという。
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王氏は教育部が重点課題とする小中学生の読書についての専門家。1995年にUNESCO(国連教育科学文化機関)が4月23日を「世界読書デー」に定め、世界的にも読書が重要視されている状況を紹介した。
しかし、重慶市においても「読書離れ」は看過できない。「学語文」雑誌社が行った調査によると重慶市内の65%の小中学生が「学校以外で読書をするということがほとんどない」と答えた。35%の小中学生は「たまに読む」程度。さらに小学校1―6年生は一週間のうち、読書にあてる時間が「2時間以下」という答えが20.9%を占めた。
王氏は「長い間、私たちが行ってきた読書教育では名作の枝葉末節にこだわり、字面を追うことが中心だった」と言う。これからの読書や国語教育では「学生たちに文章を大声で感情を込めて朗読させ、文章に含まれる美しい言葉や深遠な思想、透徹した意見、並外れた表現力の全てを生徒の心に届くように指導していく必要があり、これによって読書能力が向上し、思想や感情が磨かれていく」と語った。(翻訳・編集/小坂)
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