Record China 2007年12月7日(金) 16時25分
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中国では、株投資ブームにつけ込んだ、悪徳なコンサルティング会社が急増している。上海証券取引監視局は悪徳会社の6つの特徴を発表。写真は証券会社に張られた「株にはリスクが伴う」と書かれた張り紙。
2007年12月6日、新民晩報・新民網によると、株の投資をする人が急増する中、違法な活動も活発化しているという。違法な株券発行のケースはすでに抑制されつつあるが、違法な証券投資コンサルティング、委託財務管理などのケースが急増している。
今年11月末までに上海証券取引監視局に寄せられた告訴の報告は400件を超え、被害金額は10億元(約160億円)にのぼっているという。
同局が発表した違法な証券投資コンサルティング、委託財務管理には以下の6つの特徴がある。
1.「投資コンサルティング会社」「投資管理会社」などと名乗って合法を装う。一般の投資コンサルティングの資格はあるが、証券投資コンサルティングの資格は無い。
2.高級なオフィスビルを会社の偽の住所にして、顧客の信頼を得る。実際このオフィスの賃貸も悪徳なもので、違法な会社をのさばらせる一因になっている。
3.インターネットやテレビを使って宣伝したり、無作為に電話をかけて営業活動をする。
4.従業員の専門性が低い。投資者からのこの苦情は多い。知識のない従業員を大量採用し、更に社長や経営者までもが基本的な証券市場の知識を持っていない。
5.事業内容が安易で簡単にまねできる。例えば、無作為に電話をかけて顧客を集め、顧客に代わって財務管理をする。顧客の資産規模によって保証金を受けとり、資産が一定まで増えた所ですぐに手数料をもらう。また3000元(約4万8000円)ほどで会社を簡単に登記できるのも一因。
6.会社をコントロールしている会社は別に存在し、資産や証拠を隠す。このコントロールしている会社は制裁を逃れるために他人名義で出資する。このようにして作られた会社は資本金が少なく、銀行の口座さえもっていないこともある。(翻訳・編集/浅野)
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