Record China 2007年12月17日(月) 20時48分
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17日、ATM故障を知りながら不正に大金を引き出し、逃亡した被告に無期懲役の判決が下った。06年4月の事件当時、1000元引き出しても1元しか記帳されない前代未聞の事件として話題となり、注目されていた。資料写真。
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2007年12月17日、「東方ネット」の報道によると、広東省広州市で、昨年発生した「1000元(約1万5000円)が1元(約15円)に」という前代未聞の事件の被告・許霆(シュー・ティン)が1年に及ぶ逃走の末に逮捕され、無期懲役という判決が下った。
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事件は、06年4月21日午後10時ごろ、許容疑者がATMで1000元を引き出したことが発端。お金を下ろした後、許容疑者は通帳を見てビックリ。何と1元(約15円)しか引き落とされていないことになっている。これを知った許容疑者は、さっそく友達の郭(グゥオ)と共謀で合計19万3000元(約289万5000円)を引き出した。
しかし、逮捕を恐れた郭容疑者は自ら警察に出頭。自首が認められ、罰金1000元(約1万5000円)と懲役1年の軽い刑となった。一方、許容疑者は1年の逃亡生活の末に逮捕され、全財産没収と無期懲役に処せられた。現在、許被告は「刑が重い!」と上訴中である。
中国の刑法によると、個人が公共の品物を盗んだ場合、その品物が3万元(約45万円)から10万元(約150万円)だと懲役10年か無期懲役、その上罰金か全財産没収となる。今回、許被告は巨額を引き出した上に逃亡したため、判決は妥当なものだという見方が強い。(翻訳・編集/FK)
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