「ピアノ界のキムタク」ユンディ・リ、5月に日本公演―中国

人民網日本語版    2016年5月13日(金) 10時40分

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13日、ユンディ・リがこのほど、人民網の掲示板「強国フォーラム」にゲストとして訪れ、ネットユーザーと交流、ピアノに関することなどを語った。

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2016年5月13日、ユンディ・リ(李雲迪)がこのほど、人民網の掲示板「強国論壇(フォーラム)」にゲストとして訪れ、ネットユーザーと交流、ピアノに関することなどを語った。人民網が伝えた。

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2000年10月、当時わずか18歳のユンディ・リはショパン国際コンクールで史上最年少での優勝を果たし、一躍国際舞台に躍り出た。その後、現代を代表するショパン演奏家に成長し、2010年にはポーランド政府より文化功労ゴールドメダル「グロリア・アルティス」を授与された。この世界的なピアニスト、ユンディ・リがこのほど、強国論壇でネットユーザーと交流、ピアノに関することなどを語った。

▽アンコールではいつも中国の伝統音楽を演奏

2カ月余りにわたる欧州・北米ツアーを終えたばかりというユンディは、「毎回、アンコールでは中国の伝統音楽を演奏している。海外で、中国から私の演奏を聞きに来てくれた人を見つけると、とても励みになるし、支えられていると感じる。そういう時は故郷が恋しくなるが、中国の作品を演奏し、自分の祖国の音楽を聞いてもらうことは、とても幸せで、誇らしいことでもある」と語る。

 

▽初めて習ったのはアコーディオン

1986年、ユンディは4歳の時にアコーディオンを習い始めた。「初めはピアノを習う環境がなく、買う事もできなかった。しかし、アコーディオンの先生もピアノを習うように勧めてくれた。当時、重慶の実家にはエアコンがなく、とても暑かった。10キロ以上するアコーディオンは子供にとっては重く、演奏しているうちにあせもが体中にできてしまった。両親もそれを見てかわいそうに思ったのか、アコーディオンを習い続けることはなかった。でもアコーディオンを学んだことは、子供のころの素晴らしい思い出として残っている」。

ユンディは「子供たちが皆何らかの楽器を学べるといいと思う。一生かけて取り組むなら、大変な苦労が必要で、孤独なときもある。練習は非常に味気ないものだから。でも趣味として習うならば、音楽は人の成長にとってとても良い訓練になる」と語る。

▽国外でのトレーニングで現地の文化を吸収

来場者から国内と国外の異なる環境でピアノを学ぶことの違いについて聞かれ、「国外でピアノを学ぶ時、最も重要なのは、現地の異なる文化を感じ、深く理解すること。例えばドイツに行くと、彼らの価値観や人生観を含め、文化の特徴や状態をすぐに感じ取ることができる。さらには、ベートーベンに対する解釈や、ドイツとオーストリアの作品の民族的特徴についてなど。国外で学ぶうえで、こうした経験は作品への深い理解につながる。しかし、技巧など基礎的なテクニックのトレーニングに関しては、どこで学んでも同じだと思う。中国国内にも今はとても良い条件が整っている」と語った。

▽趣味はフィットネスや撮影など

音楽のほかに、フィットネスや撮影などにも興味があるという。「運動はどの業界の人にとっても非常に重要。健康な体があってこそ、さまざまな夢を実現することができる。私が世界各地でツアーや演奏を行うにも、健康である必要がある」。ユンディの中国版ツイッター・微博(ウェイボー)にはたびたび、各地の美しい景色だけでなく、自撮り写真が登場する。これについてあるネットユーザーから寄せられた「忙しすぎて美しい景色をとる時間がないから、美しい自分を撮っている?」とのコメントに、笑いながら「一種のリラックス、生活の楽しみの一つ」と答えた。

▽5月末には日本公演

ユンディは今後、アジア各国を回ってツアーを行う予定だ。5月末には日本の10都市でのツアーを予定している。いずれもショパン・リサイタルだ。「クラシック音楽の道は非常に長い。さまざまな挫折や起伏もあるが、夢を見続けていきたい。私のプラスのエネルギーを多くの若者に届けたい」と語った。(提供/人民網日本語版・編集SN)

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