2016年5月18日、韓国・ニュース1は日韓の慰安婦問題の合意において重要なポイントとなっている在韓日本大使館前の少女像（慰安婦像）の移転問題について、両政府が対外的に言及しないことで合意したと報じた。

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両政府は17日、東京で日韓局長級会議を開き、外務省の石兼公博アジア大洋州局長と韓国外交部の鄭炳元（チョン・ビョンウォン）東北アジア局長が慰安婦問題に関する昨年末の日韓合意の履行などについて幅広く意見を交わした。韓国政府消息筋が18日明らかにしたところによると、この席で「少女像の移転問題は外に向けて具体的に話さないこと」で合意がなされたという。

慰安婦像の移転をめぐっては、「合意内容の一つに含まれる」との日本側の見解に対し、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が「合意の過程ではまったく言及されなかった」と発言するなど、両国間の認識が対立している。記事は、今回両国が「対外的に言及しない」としたことについて、「像の移転問題が原因で合意内容の履行が遅れることになれば、合意自体がうやむやになりかねないという点を意識したもの」と分析している。

これについて、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。

「いまさら少女像の移転問題だけ言及しないことにして終わり？日本は国連とか公式の場所で、慰安婦を強制動員したことを否定してるのに、どうするんだよ」

「こっそりやるってことだ」

「隠れて移設するずるい手を使うのか？国民が目を見開いてしっかり見張っているぞ」

「日本とはうまく意思疎通ができてるんだな」

「おかしくなったのか？そもそも少女像は政府が建てたんじゃないだろ」

「金をやるから歴史を消し去れと言う日本人。そこに迎合する親日派」

「今すぐ少女像を10倍のサイズに拡大して、夜中にこっそり移転されるなんてことを防ごう」

「政府が国民相手に詐欺を働いている」

「たった10億円でプライドを売るのか？金など必要ない。安倍（晋三）首相が少女像の前で謝りさえすれば問題は解決だ！」

「見たくないから片付けろ、聞きたくないから黙れ。日本がそう要求したのか？そして韓国政府はそれを聞き入れたのか？」（翻訳・編集/吉金）