砂漠化を止めよう！カナダ環境保護企業の寄付1600万円で基金設立へ―北京市

2007年12月23日、中国緑化基金会が、カナダの環境保護企業から100万元（約1600万円）の寄付を受け、「中国楓樺（メープル）砂漠化防止特別基金」を設立したことが明らかになった。中国新聞ネットが伝えた。

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国家林業局の張建龍（チャン・ジェンロン）副局長は、設立式典の席上で、「中国はここ数年、生態環境保護の建設でかなりの成果をあげているが、世界的に見るといまだ発展途上の段階にある」と述べた。

中国は現在、国土の27．4％が砂漠化しており、現在も年平均1283平方メートルのペースで進行している。90年代末には年平均3436平方メートルで進行していた。

また、砂漠化が中国経済に与えた直接的な損失は、これまでに540億元（約8600億円）にも上るという。

基金の設立に貢献したカナダのメープル・グリーン環境保護有限公司の黎兆昌（リー・チャオチャン）総裁は、「砂漠化防止のため、新技術の研究や砂漠地区の農牧民の教育に役立てて欲しい」と語っていた。（翻訳・編集/NN）