中国繊維製品の輸出成長率、2008年も15％前後の見込み―中国

2007年12月24日、中国の繊維製品の輸出成長率は、08年も依然15％前後になるという予測が発表された。中国新聞ネットが伝えた。

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中国政府は07年、過剰な貿易黒字を解消するため、輸入拡大路線に転向。長年輸出に頼ってきた対外貿易政策を大幅に調整した。

そのため、輸出税金還付率の引き下げ、加工貿易への規制強化など一連の措置が取られ、また人民元の引き上げ、国際貿易競争の激化などの要素も合わさって、中国の繊維製品の輸出状況は複雑な局面に立たされていた。

ところが専門家によると、中国の繊維製品の強い国際競争力は、今後も衰えることはないという。ライバルであるインドやカンボジア、バングラデシュなどでも同じような貿易黒字の問題を抱えていること、他国を圧倒する中国の輸出規模はすでに安定した市場を確保していること、などが理由として挙げられている。

今年1月―10月期における中国の繊維製品の輸出成長率は19．74％を記録。08年と09年には中央ヨーロッパと中米で、それぞれ中国繊維製品に対する緊急輸入制限（セーフガード）が撤廃されることから、「メイドインチャイナ」の世界的シェアは今後ますます拡大されることが予想される。（翻訳・編集/NN）