「オバマ大統領は国の誇りよりも自らの見えを優先」「広島の理念が日本から徐々に消えている」=海外メディアが伝えた広島訪問

Record China    2016年5月28日(土) 12時0分

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28日、環球時報によると、海外メディアがさまざまな視点からオバマ大統領の広島訪問を伝えている。

2016年5月28日、環球時報によると、海外メディアがさまざまな視点からオバマ大統領の広島訪問を伝えている。

英ロイターは、オバマ大統領の広島訪問に批判的な人からは、「日米は核による抑止力政策を行っていながら、一方では核兵器の廃棄を訴えるという矛盾」を指摘する声があると伝え、「ほとんどの米国人は原爆投下が戦争の終結を早め、多くの命を救ったと考えているが、ほとんどの日本人は原爆使用に正当な理由はなかったと考えている」などと伝えた。

米紙ニューヨーク・タイムズは、「広島平和公園は日本を被害者として描いており、10万人以上が原爆によってどのように死んでいったかを詳しく紹介しているが、原爆で攻撃された歴史的な原因についてはほとんど触れられておらず、真珠湾の襲撃や中国への侵略戦争、多くの沖縄軍民を殺害したことなどの歴史的事実は見過ごされている」としている。

また、米紙ニューヨーク・ポストは「オバマ、恥辱の謝罪の旅は広島へ」と題する記事で、「オバマは自らの見えを国の誇りよりも優先した。彼は謝罪はしていないが、日本の真珠湾の襲撃と広島への原爆投下を同じ道義のてんびんにかけ、双方ともに間違いだったとした」と指摘した。

ニューヨーク・タイムズは、日本人被爆者の一人がオバマ大統領の広島訪問で安倍首相のイメージが上がり、憲法9条改正の流れが進むのではと懸念していることを紹介し、「広島が長きにわたって代表してきた理念が日本で日に日に消えて行っていることに多くの人が懸念を抱いている。安倍首相が率いる野心を持った保守派の運動が、日本の反戦感情にとってかつてない挑戦となっている」としている。(翻訳・編集/北田

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