ソウルで築45年の住宅が突然傾く、原因は“老朽化”=韓国ネット「植民地時代の建物は今も何ともないのに」「デパートも崩壊するソウルだから…」

Record China    2016年5月31日(火) 16時20分

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30日、ソウル市内の集合住宅が傾き住民らが緊急退避した騒動を受け、ソウルには築40年前後で崩壊の危険が差し迫ったこうした建物が他にも多いと韓国メディアが報じた。写真はソウル。

2016年5月30日、韓国・KBSテレビは、ソウル市内の集合住宅が傾き住民らが緊急退避した騒動を受け、ソウルには築40年前後で崩壊の危険が差し迫ったこうした建物が他にも多いと報じた。

29日夜、ソウル市内の住宅街にある集合住宅の建物が突然傾き始め、この建物の住民5人と隣の建物に住む24人が緊急退避する騒ぎがあった。傾いた建物は築45年、問題の原因は老朽化と判断された。

ソウル市内には、1970〜80年代の人口急増期に急ごしらえで建てられた集合住宅が少なくないという。今回傾いた建物の向かいにある集合住宅も、外壁に亀裂が走り、窓がゆがんでいる。また80年代に建てられた別の建物の壁には大きなひびがあり、手で触れると壁がぐらぐらと揺れる。さらに2階建ての建物全体が隣の建物にもたれて建っているような所もある。

70年代以降の都市再開発事業で集中的に建てられた建物は、これといった安全診断がないまま使われている場合が多い上、現在、自治体が行う老朽化建築物の安全点検では一戸建てや集合型の住宅は対象から外れている。ソウル市内の住居用建物44万棟のうち半数以上が築30年を超えているという。

これに、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「京畿道城南(ソウル近郊の市)はかなりひどい」

「先進国では築100年の家もびくともしないが…。まあ、デパートも崩壊するソウルのことだからね(95年、ソウル市内にあった三豊百貨店が突然崩壊した)」

「これは老朽化じゃなくて手抜き工事でしょ」

「日本の植民地時代に建てられた建物は今もしっかりしてるのに、あらゆる物が倒れる韓国はいったい何なんだ?最初から原則と規定に基づいて建てるべきなんじゃないか?」

「もう一度言うけど、後の祭りにならないように頼むよ!」

「傾いた家を買ってた人はどうなるの?気の毒に」

「韓国はきちんとした物が一つもない」

「防水をちゃんとしてなかったために、内部の鉄筋がさびてるんだろう」

「45年なら、急いで建てたにしては長く持った方では?」

「築40年くらいで老朽化と呼ぶのを変に感じるのは僕だけ?」

朴槿恵(パク・クネ)大統領の公約に『築30年以上の住宅対策』というのがあったけど、忘れちゃったかな?」(翻訳・編集/吉金

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