Record China 2007年12月26日(水) 21時43分
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「オリンピック用野菜」は牛乳やビールで育てているという報道がされたが、五輪委はこれを否定。まだ野菜供給候補地の決定さえされていないという。資料写真。
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2007年12月26日、「北京オリンピック用に提供される野菜は、牛乳や豆乳、ビールで栽培している」とあるメディアが報道。この報道に対し、北京オリンピック委員会では「まったくのデタラメ」と真っ向から否定したという。「新京報」が伝えた。
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このメディアは、ある地区の「オリンピック用野菜」は色艶や味がよいだけでなく、栄養価も高いと報道。その秘密を「豆乳は栄養価を高め、甘さを増加させる。ビールは色艶を良くし、牛乳は野菜の成長を促進するので、これらを肥料として使っている」と栽培責任者の話として紹介。さらに作業員がひしゃくで野菜に牛乳をかけている写真まで載せてあったという。
この報道に対しネット上では「農村には牛乳も飲めない貧しい子供たちもいるのに、野菜を牛乳やビールで育てるなんて」と非難や疑問の声が集中した。
「新京報」の記者が栽培責任者にインタビューしたところ「日照りの悪い冬や種を蒔いたばかりの時に限って牛乳や豆乳などを噴霧することもある」と事実を確認。しかし「これは自分たちが考え出した方法で、専門家による効果の検証は受けてない」とあくまで有機野菜栽培の独自法であると強調。また「オリンピック用の野菜栽培地区の候補にはなったが、最終決定を受けていない」と報道内容の一部を否定した。
また、オリンピック委では「まだ野菜提供の候補地を選んだに過ぎず、決定はしていない。この農家も普通の有機野菜を育てていただけで、報道はマスコミや企業によるデタラメだ」と否定したという。(翻訳・編集/HA)
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