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東北トラ殺害事件で揺れる湖北省宜昌市の「三峡森林野生動物世界」だが、湖北新聞ネットは同園が深刻な経営危機にあったことを報じた。経営難から餓死する動物も多数いるという。
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2007年12月20日朝、湖北省宜昌市の三峡森林野生動物世界で東北トラが殺害され、毛皮を剥がれた状態で発見された。動物園内からトラの赤ちゃんの死骸や動物の毛皮、さらには虎骨酒の出荷用包装などあまりにも“怪しい物品”が続々と飛び出し、ネットを中心に内部犯行説を唱える声が高まる中、湖北新聞ネットは同園が深刻な経営危機にあったと報じた。
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三峡森林野生動物世界は2002年開園、40ヘクタールの敷地に120頭以上の猛獣を飼う大型サファリパークとしてスタートした。しかし経営が悪化し、最盛期100人を数えた従業員も現在5人しか残っていない。猛獣の研究・繁殖機関としての役割も担うはずだったが、園内の診療所は早々と撤退している。
現在、動物園にはトラ15頭、ライオン6頭など開園初期と比べ残された動物はごくわずか。元関係者の証言によると、同園では多くの動物が死んでいるがもっとも多い死因は餓死だという。(翻訳・編集/KT)
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