世界中の「幽玄の美」が勢ぞろい=中国、台湾、日本などの国宝級水墨画が美を競う―国際墨画会展、東京で20日まで開催

八牧浩行    2016年6月11日(土) 9時50分

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国際公募第16回国際墨画会展が東京・六本木の国立新美術館で開催されている。日本、中国、香港、台湾、シンガポール、マレーシア、英国、オーストラリアなどから選抜された墨絵約120点が展示され、多くの愛好家がその美しさに魅了されている。写真は会場風景。

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2012年6月10日、国際公募第16回国際墨画会展が東京・六本木の国立新美術館で開催されている。日本、中国、香港、台湾、シンガポール、マレーシア、英国オーストラリアなどから選抜された墨絵約120点が展示され、多くの愛好家がその美しさに魅了されている。

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この展覧会は、社団法人・国際墨画会(香取琴水会長)が主催し、日本の外務省、文化庁、東京都、中国の国立中国美術院などが後援している。

墨絵(水墨画)は、水と墨と紙というシンプルな画材で、万物を表現するアジアの伝統的な芸術。中国で始められ、5〜6世紀日本に伝わり、以後日本では独自の美意識の中で発展してきた。文字通り墨色を基調とする幽玄の世界だが、彩色豊かな作品も多く、会場は、ホッとする落ち着いた空間の中にも、明るい雰囲気に包まれている。

水墨画の本場、中国からは国立中国美術院元院長の肖峰氏の作品をはじめ国家一級美術(国宝)級の大作が展示されている。会期は6月20日まで。入場無料。(八牧浩行

■筆者プロフィール:八牧浩行

1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。

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