Record China 2007年12月30日(日) 1時38分
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シルクロードの遺跡を世界遺産として申請するにあたり、申請リストが作られた。無事に世界遺産として登録されるためには、遺跡周辺の環境改善と保護が必要だ。写真はアスターナ墓地。
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2007年12月25日、天山網のウルムチ晩報によると、中国が48か所の遺跡をシルクロードの「世界遺産申請共同リスト」に載せたが、その中で新疆ウイグル自治区のものは12か所ある。
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当初シルクロードの遺跡は11か所を申請する予定だった。今年9月に中国世界文化遺産委員会の調査に基づいて、新たにリストをつくり直し当初のものとは少し異なるものとなった。
まず、当初のリストには「高昌故城(台藏塔を含む)」とあったが、「高昌故城及びアスターナ墓地」と変更された。「台藏塔」は単独で世界遺産として申請される。
そして当初一つの世界遺産として申請されるはずだった「亀茲石窟(クズル石窟、クムトゥラ石窟、クズル・ガハ石窟、サムサイム石窟を含む)」は、「クズル・ガハ石窟」が除かれ、それぞれ「クズル石窟」、「クムトゥラ石窟」、「サムサイム石窟」として申請される。
さらに、カシュガル地区では当初三つの世界遺産とされた「阿巴和加麻扎」、「莫爾寺遺跡」、「石頭城遺跡」が「マフムド・カシュガリの墓」へと変更される。
48か所の遺跡を世界遺産として申請するにあたって、09年の8月から9月にかけて国際遺産専門家の調査を受ける。地方政府は遺産の周辺地域の環境を改善することに務めなければならない。また、申請を行う08年9月までにリストの遺産に問題があると判断されればその遺産はリストから外される。
多くのシルクロード遺跡は人の住んでいない、自然災害も多い地域にある。近年、世界遺産の環境基準に照らして、いくつかの遺産で環境改善と保護を進めている。(翻訳・編集/浅野)
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