Record China 2007年12月29日(土) 8時59分
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2007年12月、ますます拡張する中国の人民解放軍。今年は同軍にとって「軍事演習の年」だったというが、世界情勢の変化に伴い演習にも大きな変化が見られはじめた。写真は8月に行われた反テロリスト軍事演習。
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2007年12月28日、中国人民解放軍にとって今年は、他国と行う合同軍事訓練で新しい局面を開いた1年となった。陸軍をはじめ、空軍、海軍、武装警備部隊は続々と海外へ向かい、従来とは異なる安全領域で軍事演習、交流を頻繁に行った。このため解放軍では2007年を「軍事演習の年」と呼んでいるという。「中国青年報」が伝えた。
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今年の人民解放軍は軍事交流を積極的に展開し、軍事演習を頻繁に行ってきた。海軍のはじめての日本訪問、インド陸軍との初の反テロリスト対策合同訓練など。その中でも特に大規模なまたは意義のある訓練、演習は次の3回だという。
1.中国雲南省昆明市で12月に行われた、中国、インド両国陸軍によるはじめての反テロリスト対策合同訓練。
2.中国、パキスタン、バングラデシュ、フランス、イタリア、マレーシア、トルコ、イギリス、米国の9か国が参加し、3月にアラビア海で8日間にわたって行われた海上連合軍事演習。
3.上海協力機構(SCO)が2001年に成立して以来、最大規模かつすべてのメンバー国が参加して、中国のウルムチおよびロシアで8月に行われた反テロリスト軍事演習。参加国は、中国、ロシア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタンのSCO加盟全6か国。
また、今年の演習の特徴は、複雑なエレクトロニクス技術を使った環境の下、従来の武器中心の訓練から情報中心の訓練へと転換が見られたことだという。(翻訳・編集/HA)
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