Record China 2007年12月29日(土) 19時11分
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2007年、世間を騒がせた様々なニュース。このシリーズでは動物に絡んだ事件や騒動の「10大ニュース」をお伝えしていく。第6回はサファリパークの話題。黒龍江省ハルビン市の東北虎林園で、アトラクションとしての餌のやり方をめぐって議論が。
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2007年、世間を騒がせた様々なニュース。このシリーズでは動物に絡んだ事件や騒動の「10大ニュース」をお伝えしていく。
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第6回は5月にお伝えしたサファリパークの話題。5月28日、黒龍江省ハルビン市の東北虎林園で、アトラクションとしての餌のやり方をめぐって議論が巻き起こった。
問題のアトラクションは、トラを放し飼いにしている園内をサファリバスで観覧。入場者がトラの餌代を払うと、生きた動物を放し、トラがハンティングする場面を見せるのを一番の売りものとしている。
東北虎林園には、現在700匹を超えるアムールトラがおり、世界最大のアムールトラの繁殖基地として知られている。面積1.47平方キロメートルの園内では、窓に鉄柵の付いたバスに乗って放し飼いのアムールトラを見ることができる。ここでは普通の動物園のトラと違った、自然に近い状態のトラの観察が可能だ。
ところが、生きたままの牛やヤギを餌として与えることは残虐だとしたイギリス人の訴えで波紋が広がり、日本でも批判の声が起こった。その一方、子供にこのような自然のありのままの姿を見せるのは、動物も人間も弱肉強食の世界だという現実を教えるものだとして、肯定する声もある。
当時、レコードチャイナが東北虎林園に電話取材をしたところ、現在日本からの取材が殺到しており、困惑しているとの答えが返ってきた。世界の高まる批判にどう答えるのか。北京オリンピックを控えている中国としては、穏便にすませたい問題だろう。
ちなみに生きた動物の餌代は次の通り。
ハト…640円、アヒル…1700円、キジ…1700円、羊…9700円、牛…25000円。
(翻訳/YO・構成/藤野)
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