Record China 2007年12月30日(日) 18時20分
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2007年、世間を騒がせた様々なニュース。このシリーズでは動物に絡んだ事件や騒動の「10大ニュース」をお伝えしていく。第9回はつい先日発生した東北トラ殺害事件。
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2007年、世間を騒がせた様々なニュース。このシリーズでは動物に絡んだ事件や騒動の「10大ニュース」をお伝えしていく。
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第9回は東北トラ殺害事件。12月20日、湖北省宜昌市の三峡森林野生動物世界で東北トラが殺害され、毛皮を剥がれた状態で発見された。警察はただちに調査を開始したが、動物園職員の内部犯行説が有力になっているという。
22日、動物園内で捜査が行われたところ、およそ動物園にはあるはずのない“怪しい物品”が大量に発見された。チケット販売所の冷凍庫からはトラの赤ちゃんの死体が2体発見された。動物園関係者は「出産後、すぐに死亡したため冷凍庫に保存した」と弁明している。しかし何のために冷凍庫に保存したのか、規定通り関係部門に動物の死亡を報告したかについては返答が得られなかった。
これだけではない。鼻につく腐臭が漂う爬虫類館2階では大量の毛皮が発見された。また毛皮をなめす際に用いられるヨード塩も見つかっている。動物園関係者は「病死したラクダ、鹿などをここで処理した。肉を園内の猛獣に与えるためにここで毛皮を剥いだ」と説明している。しかし、普段は猛獣には毛皮のついた豚肉が与えられており、なぜ毛皮を剥ぐ必要があったかについては十分な説明がなかった。
他にも「国家一級保護動物のトラは全身が貴重な薬です」とのコピーが書かれた虎骨酒の箱70箱が見つかった。動物園側は「園で酒を造ったことはなく、この箱を使ったことはない」と説明している。
東北トラの殺害に関して犯人につながる決定的な手がかりはいまだ見つかっていないが、動物園から立て続けに見つかった“怪しい物品”に内部犯行説が有力になっている。(翻訳/KT・構成/藤野)
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