Record China 2016年6月15日(水) 6時50分
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12日、中国のインターネット上に、日本と中国の交通事情を比較する記事が掲載された。写真は日本の道路。
2016年6月12日、中国のインターネット上に、日本と中国の交通事情を比較する記事が掲載された。
記事は、「なぜ日本のドライバーは世界で最も素晴らしいと言われるのか」をテーマに、さまざまなケースを紹介している。中国では、無理な割り込みや車線変更は日常茶飯事で、バス優先車線を一般車両が占領することもしばしば。歩行者も車も互いに道を譲ろうとはしない。もともと渋滞がひどいが、危険な運転が多いことから事故やトラブルも多く、それがさらなる渋滞を引き起こすという悪循環になっているようだ。
一方で、中国よりもずっと道幅の狭い日本では、そうしたことがほとんどないという。日本のドライバーはどんな時でも「相手に譲る」という精神を持っており、譲ってもらった場合はクラクションやハザードランプで謝意を表す。信号や踏切などでもきちんと交通ルールに従って待ち、もし接触事故があれば互いに謝罪してすぐに警察に連絡して事故の処理を任せるのでトラブルも少ない。東日本大震災の時も、「避難する車で10キロもの渋滞が発生したが、車のない反対車線を逆走したり、緊急車両用の車線を走行したりする車はなかった」という。
また、事故を未然に防ぐための方法として、飲酒運転などの危険な運転を法律で厳しく罰していたり、高齢者には運転免許の自主返納制度を設けていたりすることも紹介している。
記事は最後に、「ほんの少し譲ったり、理解し合ったりすることで、多くの悲劇を防ぐことができる」とし、「日本のドライバーから学ぶことは多い」と論じている。(翻訳・編集/北田)
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