Record China 2007年12月31日(月) 18時6分
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2007年、レコードチャイナでは1年を振り返り、特に反響の大きかった10本を「2007年10大ニュース」としてシリーズでお送りする。7本目は8月にお伝えした「ニセ卵」報道。明らかになった製造過程を写真で見ていこう。
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2007年、レコードチャイナでは様々なニュースを報道してきた。1年を振り返り、特に反響の大きかった10本を「2007年10大ニュース」としてシリーズでお送りする。
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7本目は8月にお伝えした「ニセ卵」報道。8月、河南省鄭州市のメディアにより、同市内の市場で化学薬品や食品添加物で作られたニセ卵が販売されていると伝えられた。
同13日、カメラマンはニセ卵を製造する業者をよく知る人物Aさんとの接触に成功した。Aさんは今までベールに包まれていたニセ卵の製造過程を明らかにした。
Aさんは説明を交えながら、カメラの前で実際に作ってくれた。Aさんの話によると、このニセ卵は10年前から中国東北地方で製造を始め、3〜4年前から浙江省杭州市や香港などでも販売されるようになったという。数年前からニセ卵が発見され、取り締りが行われたが、いまだニセ卵の流通は後を絶たない。卵は安価で、なぜコストをかけてまでニセ卵を作るのか、中国の人々も理解できないという。
Aさんは、ニセ卵製造に熟練している業者は1日一人で1000個以上作ることができ、コストは本物の卵の10分の1で、卸販売価格は本物の2分の1。業者にとってはコストパフォーマンスがよい。ニセ卵は普通の卵と一見変わらないが、ゆで卵にして食べるとゴムのような食感で卵の味はしないという。
このニセ卵は、主に褐藻に含まれる多糖類の一種で、ミョウバンやゼラチン、でんぷんなども使われる食物繊維の一つであるアルギン酸ナトリウムが主原料である。卵の殻は炭酸カルシウム製としている。中国の専門家達は、こうした材料を使った食品を長く摂取すると、記憶力が減退したり、認知症などの症状を招く可能性もあると注意を呼びかけている。(翻訳/YO・構成/藤野)
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