人民網日本語版 2016年6月24日(金) 0時50分
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日本では「断捨離」がブームになっているが、意外な目的があったようだ。
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日本でヒットした書籍「断捨離」には、「日常生活において、不用品は手放し続け、モノへの執着を断つ」ことが論じられている。日本には、本当にこのような姿勢で生きている人がいる。彼らは、「断捨離」の精神が求める生活の理念を実行し、自分を高めて続けている。新華社が伝えた。
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ワイシャツ3枚、ズボン4本、靴下4組、まるで警察の取調室のようなガランとした部屋――。これらは、佐々木典夫さんの「豊かな」生活を支えているものの全てだ。編集者の佐々木さん(36)にとって、お金は重要ではない。「私はずっと、所有していたものを手放すことを考えてきた」と話す佐々木さんは2年前、時代の波に乗り遅れまいと、書籍、歌のCD、DVDディスクなどを狂ったように集めていたことがある。だが、その後1年間で、彼は所有していたほとんどの物品を売りに出すか、友人にあげてしまった。「整理整頓のための時間や、買い物のため街をぶらつく時間が減ると友人と一緒に旅行する時間が増え、以前より一層アクティブになった」と佐々木さん。
佐々木さんは、「2011年3月11日、約2万人の犠牲者を出した東日本大震災とそれに続く津波が発生してから、多くの人が、自分の家にある物を見直すようになった。というのも、自身で負傷したケースのうち、30〜50%が家の中の物が落ちてきて当たったことによるものだったから」と話した。自分の部屋の空っぽの空間を指差しながら、「でも私の部屋には、怪我をする原因となる物は一切ない」と彼は続けた。
勝谷さんは、ニュースサイトの編集の仕事をしている。彼が住む広さ22平方メートルのマンションの部屋には、テーブル一つとマットレスしかない。「もともと、私の持ち物は、他の人より多いという訳ではなかった。だがこれは、私がひとつひとつの物に愛着を持ち、喜んで使っていたという意味ではない。ミニマリスト(持たない暮らしの実践者)となることで、私は、自分が本当に好きな物は、私の日常生活から自然に湧き出てくるものであると理解するようになった」と話している。(提供/人民網日本語版・編集KM)
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