大学入試でトップの成績の高校生、市からのご褒美は超豪華景品だった!―中国

フライメディア    2016年6月30日(木) 19時30分

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26日、騰訊網によると広東省恩平市人民政府のオフィシャル微博(ミニブログ)で中国の全国統一で行われる試験、日本で言うところの大学入試センター試験にあたる通称「高考」の成績が今月25日に発表された。

2016年6月26日、騰訊網によると広東省恩平市人民政府のオフィシャル微博(ミニブログ)で中国の全国統一で行われる試験、日本で言うところの大学入試センター試験にあたる通称「高考」の成績が今月25日に発表された。

中国広東省恩平市で「高考」の成績がトップだったのは、伍正涛さん。伍さんは恩平黄岡実験中学所属で750点満点中620点を獲得し、恩平市で理系の「高考状元(成績トップ)」となった。この「状元」という呼び方は、科挙制度の主席合格者の称号に由来、理系と文系でそれぞれ成績トップ者は「理系の高考状元」「文系の高考状元」と呼ばれる。

伍さんは「自分が理系の状元になったなんてとても信じられない。自分で答え合わせをしたときはもっと点数が低いかと思っていた」と予想外の結果に驚いていた。

その喜びは成績トップをとっただけで終わらず、なんと、恩平市の謀不動産会社の「状元」へのご褒美として建物面積133平方メートルの「状元楼(状元住宅)」を伍さんにプレゼント。「奨励制度があるのは知っていたが、まさか自分が受けるなんて」とただただこの幸運にびっくり。以前からさほど成績が良いわけではなかったと伍さんは言う。高三になってようやく、学校の模試試験などで頭角を現してきた。入試前の模擬試験の結果も良かったが、よもや状元になるとは思ってもみなかった。わずかな時間を惜しんで勉学に励んできた。状元になれたのは「一生懸命努力して勉強したおかげだ」ときっぱりと言い切った。

伍さんは一般家庭に産まれ育ち、母親は二年前よりベネズエラに出稼ぎに出ており、父は恩平市で商売をしている。父や祖父母と一緒に暮らしている部屋は80年代の分譲住宅で、居住面積が約80平方メートル。「状元住宅」が贈られたとき、第一報はもちろん家族に連絡した。みな驚きながらもとても喜んだ。「新しい住宅で祖父母に快適な生活をさせてあげたい」と取材に応えた。高校生ながらも非常に親孝行、祖父母孝行な好青年だと地元でも評判が高い。伍さんは華南理工大学建築学部に進学する予定だ。(提供/フライメディア・編集/武藤)

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