Record China 2008年1月6日(日) 19時47分
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2007年12月28日、三峡ダムの建設によって消滅したと思われていた野性の疏花水柏枝が発見された。中国政府は今後保護地区を建設し保護していくという。資料写真。
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2008年1月4日の「光明日報」によると、中国科学院武漢植物園の博士など権威ある植物学者がこのほど、三峡ダムの下流約100kmの中洲で、三峡地区ではすでに消滅したと思われていた、絶滅の危機に瀕している野生の疏花水柏枝の存在を確認した。これは現在、世界で発見されている唯一の野生の群生であるという。
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12月28日、国務院三峡プロジェクト建設委員会によって組織された疏花水柏枝保護プロジェクトの専門家、植物学者たちは、2時間あまりを費やして行った今回の調査で、野生の疏花水柏枝の存在を確認し、サンプルの採集を行った。
疏花水柏枝はギョリュウ科に属する植物で、三峡地区の海抜70〜155mの地区に生存していたが、06年10月、三峡ダムの水位が156mに達した際、野生の疏花水柏枝はすべて水没した。関係部門では、疏花水柏枝を絶滅の危機から救うため、武漢や重慶など8か所の保護地区を設定し、10年余りの年月を費やして移管、現在7000株以上が繁殖している。
なお、今回野生の疏花水柏枝が発見されたことによって、三峡プロジェクトがもたらした動植物の絶滅に関する学術的な観点が見直され、また市政府はこの場所に疏花水柏枝の保護地区を建設することを決定、着手し始めたという。(翻訳・編集/HA)
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