中国大陸はお得意様！台湾の対中輸出依存度ついに40％を突破―台湾

2008年1月8日、台湾紙「工商時報」は台湾財政部が発表した2007年の貿易データについて報道。それによると台湾の中国大陸と香港向け輸出高は1004億4000万ドル（約10兆9000億円）に達し、前年同期比12．6ポイント増。対中輸出依存度は40．7％と初めて4割台に乗り、台中経済の相互依存関係が浮き彫りとなった。

【その他の写真】

台湾の年間総輸出高は2467億2000万ドル（約26兆9000億円）で、貿易黒字は過去最高の273億8000万ドル（約2兆9000億円）。中国大陸と香港向けの貿易黒字は、前年の625億2600万ドル（約6兆8000億円）から706億ドル（約7兆7000億円）にまで上昇した。

このほASEAN諸国への輸出高も357億8000万ドル（約3兆8000億円）に達し、16．7ポイントの大幅増。輸出全体の14．5％を占め、初めて北米、欧州を抜いて2番目の輸出相手先に。台湾貿易が、中国本土を含むアジア地域に軸足を移しつつある現状が裏付けられた。（翻訳・編集/NN）