Record China 2008年1月10日(木) 21時28分
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2008年を迎え、北京オリンピックへのカウントダウンが始まった。五輪開催に沸き着々と準備を進める中国の姿を10回シリーズで紹介する。第8回は、大気汚染への懸念から競技開催日程延期の可能性を示唆するニュース。写真は、北京の工場。
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2008年を迎え、北京オリンピックへのカウントダウンがはじまった。五輪開催に沸き着々と準備を進める中国の姿を10回シリーズで紹介する。第8回は、大気汚染悪化への懸念から競技開催日程延期の可能性を示唆するニュース。
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北京オリンピックは2008年8月8日から開催が予定されているが、もし北京の大気汚染が選手に危険を与えるとなれば、IOCは来年の北京オリンピックの開催期間を変更するかもしれない。2007年12月、中国網が伝えた。
ある海外メディアは、国際オリンピック委員会実行主任のギルバート・フェリー氏が「危険だとわかっている上、大気汚染に改善が見られないとしたら、競技日程を変更せざるを得ないだろう」と発言したと報道。また、競技日程の変更はオリンピック開催前に取り決められる場合もあれば、オリンピック開催中に決められる場合もあると述べたという。
07年8月の検査結果に基づいた対応策が取り決められているものの、これには懐疑的にならざるを得ない。というのも、同月に行われた4日間の検査期間中、北京市内で130万台の自動車が通行禁止となっていたからだ。実際には、毎日1000台もの自動車が新たに北京の街を走っているのが実態だ。
“青空計画”と呼ばれる、北京の大気汚染を改善させようとする試みが行われており、目標期間内に汚染物質濃度を許容水準内に抑えようと努力が続けられている。北京ではすでにオリンピック環境プロジェクトに約1200億元(約1兆8000億円)が投入されており、汚染工場が閉鎖され、多くのタクシーやバスの運行が禁止されている。(翻訳/岡田・構成/愛玉)
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