タバコ5カートンで拘留を免除?!公安が苦しい言い訳―中国

Record China    2008年1月16日(水) 18時7分

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10日、陝西省延安のある男性が、駐車料金が原因で警察に捕まり、拘留された。ところが、男性がタバコ5カートンを渡したことで無罪放免になったとか。資料写真。

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2008年1月10日、陝西省延安のある男性が、駐車料金が原因で警察に捕まり、拘留された。ところが、男性がタバコ5カートンを渡したことで放免されたと、14日東方網が報じた。

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10日朝、男性は勤め先の重役を延安空港へ送った。空港に車が到着したところで、重役が知人を見つけたことで車を停めさせ、手荷物を持って先にロビーへ向かった。ちょうどその時、空港の駐車場職員から車を指定された場所へ移動するように指示された。

男性は重役の荷物をおろし、指示された場所に車を停め、荷物を持ってロビーへ向かおうとしたが、駐車場職員に駐車料金を求められた。男性は少し待ってもらえないか、荷物を届けてから支払いに戻るからと言い残しロビーへ急いだ。ロビーの入り口に到着したところで、空港公安警察分局長に拘束され、派出所へ連行された。

事情聴取の間、友人に電話すると、「タバコの10カートンでも買ってやれば済むだろ」とのアドバイス。分局長にタバコはいらないかと持ちかけ、結局3000元相当の外国製タバコ5カートンで手を打つことになった。午後1時、ようやく解放されたが、分局長にタバコを渡す時、男性がそのやりとりを録音していたことで、事件が明るみに出た。

記者の取材に対し、分局長はタバコを受け取ったことを認めたが、『治安処罰法』違反のかどで男性を拘留したことについては正当だと主張、なぜ男性が自分にタバコを買って寄こしたのか知らないとし、受け取ったタバコもすでに上司に渡しているのだから、この件とは何の関係もないと言っているそうだ。(翻訳・編集/岡田)

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