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15日、北京五輪公式メニューに雲南省の名物料理「過橋米線」(グオチャオミーシエン)が有力な候補に挙がっていることが分かった。アツアツの鶏スープに肉や野菜の具を入れ「米線」というビーフンのうどん版のような麺を入れて食べる。
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2008年1月15日、北京五輪公式メニューに雲南省の名物料理「過橋米線」(グオチャオミーシエン)が有力な候補に挙がっていることが分かった。中国調理協会の楊柳(ヤン・リュウ)常務副会長が「中国都市商業区飲食フォーラム」の席上で明かしたという。雲南省の地元メディア「雲ネット」が伝えた。
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少数民族が多く暮らす雲南省の代表料理である「過橋米線」。アツアツの鶏スープに卵、肉、魚、野菜などの具を入れ「米線」というビーフンのうどん版のような麺を入れて食べる。今から約100年前の清朝時代、「科挙」(官僚の選抜試験)の試験勉強に励む夫に妻が橋を渡って届けた料理が始まりという何ともロマンティックな逸話を持つ。
楊副会長は「栄養価が高くあっさりして食べやすい。少数民族の特色も備え、五輪メニューに相応しい」としながらも「もう少し麺やスープの種類を工夫した方が良い」と改善点を指摘した。公式メニューに採用されるには、まだいくつかの問題点をクリアしなければならないようだ。そのため現地の雲南省では一丸となって公式メニュー実現を目指しているという。
広大な国土に56もの民族が暮らす中国。うち26民族が雲南省で暮らし、独特の風習を守っている。省都の昆明(クンミン)市は「常春の街」と呼ばれるほど1年中温暖な気候に恵まれる。(翻訳・編集/NN)
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