<続報>「ATM故障事件」無期懲役が一転、再審議へ―広東省広州市

Record China    2008年1月18日(金) 17時7分

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17日、ATMの故障で「無期懲役と全財産没収」が言い渡されたいわゆる「許霆(シュー・ティン)事件」に対し、差し戻しが命じられたことが明らかになった。旧正月(春節)前に仮釈放される可能性も高いという。

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2008年1月17日、ATMの故障で「無期懲役と全財産没収」が言い渡されたいわゆる「許霆(シュー・ティン)事件」に対し、差し戻しが命じられたことが明らかになった。旧正月(春節)前に仮釈放される可能性も高いという。「国際オンライン」が報じた。

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広東省高級人民法院(高裁)は広州市中級人民法院(地裁)に対し、「事実関係が不明瞭、証拠も不十分」として再審議を命じた。専門家は「これで逆転勝訴の可能性が高くなった」と見ており、シュー被告の弁護士も「旧正月(春節)までに仮釈放させる」と早速手続きに入った。

この事件は06年4月、広州に出稼ぎに来ていたシュー被告がATMで1000元(約1万5000円)を引き落とした際、何らかの故障で引き出し額がたった1元(約15円)としか通帳に記載されていないことを発見。その後171回にわたって計17万5000元(約262万円)を引き出し、「窃盗」の罪で起訴されていた。

ところがその後、インターネットでは「誰でも第2のシュー被告になり得る」と同情する声が相次ぎ、「刑が重過ぎる」という意見が圧倒的だった。

この一報を聞いたシュー被告の父親は「息子の仮釈放を迎えたい」と、早速広州まで出てきた。シュー被告は05年に故郷を出たまま、およそ3年も近くも帰っていないという。(翻訳・編集/NN)

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